泉質とは、お湯に溶けている含有成分の違いで分類される「温泉のタイプ」のこと。
大きく10種類に分けられていて、温泉地では泉質についての説明もあったりするよ。
単純温泉
最も多い泉質。名湯といわれるものに多く、効能もさまざま。
pHが8.5以上だとアルカリ性単純温泉と呼ばれる万人向けの温泉。
代表的な温泉鬼怒川温泉(新潟県)、道後温泉(愛媛県)、下呂温泉(岐阜県)など
塩化物泉
海水に似た食塩を含む温泉。塩分が汗の蒸発を防ぐことで保温効果が高く、湯冷めしにくい「熱の湯」。
代表的な温泉秋保温泉(宮城県)、城崎温泉(兵庫県)、指宿温泉(鹿児島県)など
炭酸水素塩泉
重曹成分を含み、肌をなめらかにする「美人の湯」。
飲用は糖尿病や肝臓病にも効果があるとされるが飲みすぎに注意。
代表的な温泉湯村温泉(兵庫県)、南紀白浜温泉(和歌山県)、嬉野温泉(佐賀県)など
硫酸塩泉
傷の治癒に効果的。動脈硬化や高血圧の改善にも◎。
古くから「傷の湯」とも言われる温泉。
代表的な温泉玉造温泉(島根県)、河口湖温泉(山梨県)、芦ノ牧温泉(福島県)など
二酸化炭素泉
シュワシュワなラムネ温泉。炭酸ガスによる血行促進効果がある「心臓の湯」。
代表的な温泉有馬温泉(兵庫県)、別府温泉郷(大分県)、湯の児温泉(熊本県)など
含鉄泉
鉄分を含み、空気に触れると無色から褐色に変化。飲泉後にお茶・コーヒーを飲むと歯が黒くなることがあるので注意。
代表的な温泉長良川温泉(岐阜県)、登別温泉(北海道)、土湯温泉(福島県)など
酸性泉
強い酸性で殺菌作用が高い「直しの湯」「仕上げの湯」。肌が弱い人は入浴後に真水で洗い流すのがおすすめ。
代表的な温泉新玉川温泉(秋田県)、須川温泉(岩手県)、蓼科温泉(長野県)など
含よう素泉
ヨード液(うがい薬)のような茶褐色。非火山性に多く、高コレステロール血症や殺菌効果が期待できる「美肌の湯」。
代表的な温泉強首温泉(秋田県)、前野原温泉(東京都)など
硫黄泉
硫化水素ガスのにおいと湯の花が特徴。金属をつけると腐食し黒くなるので、アクセサリーなどは要注意。
代表的な温泉草津温泉(群馬県)、別所温泉(長野温泉)、雲仙温泉(長崎県)など
放射能泉
ラジウム泉、ラドン泉ともいう。入浴の適応症に痛風がある唯一の泉質で効能の幅が広い。
代表的な温泉湯の山温泉(三重県)、三朝温泉(鳥取県)、玉名温泉(熊本県)など
